DMなどで「えりさんはSですか?」みたいな質問をよくされます。その度に私は返答に苦慮してしまうのです。なぜなら私はすべての人がSかMかどちらかに属するというものだとは思っていないからです。どういうことかご説明しましょう。ちなみに科学的根拠はありません。私の持論ですので異論・反論は受け付けます。
まず、多くの人がイメージしてるのはこの図のような感じではないでしょうか。
この図は真ん中がニュートラルで少し右に行くとソフトM、右に行けば行くほどM度が増していき、逆に真ん中より左に行くとSとなり、左に行けば行くほどドSになっていくというイメージです。Sという気質とMという気質は対極に位置し、磁石のプラスとマイナスのように表裏一体の関係であるという考え方ですね。
しかし私はこのイメージは実態とは違うのではないかと思っています。私の考えるイメージはこうです。
この図は、S度とM度はそれぞれ別のパラメータであるというイメージです。例えばそれぞれのパラメータのマックスが10だとすると、ある人はS度が7でM度が2、またある人はS度が3でM度が5という具合です。つまり、人はみなSの気質とMの気質を多かれ少なかれ両方兼ね備えているのではないかということです。
自分はSだと思っていたけれど、M男がいじめられている動画に見入ってしまったという経験や、逆に自分はMだと思っていたけれど、陵辱されてる女の子の動画見たら興奮してしまったという経験は多くの人にあるのではないでしょうか。Sの立場でもMの立場でもどっちも楽しめるということをすでに自覚してる人も多いと思います。
私の場合は上の例でいうとS度が6でM度が4くらいなのではないかという自己認識です。最近は特定のジャンルのAVをたくさん見ていたためにS度が上がったような気がしています。以前より男の人が悶ている様子を愛おしいと感じるようになりました。
私はセックスが好きで複数のセフレがいるのですが、相手によってSとMの立場が変わります。また、ある人とセックスをするときはその日の気分やムードによってどちらが主導権を取るかが毎回変わったりしています。
SかMかというのはその人の生まれ持った気質の影響もあると思うのですが、経験によっていくらでも変わるものだと考えています。調教などによって意図的に開発することも可能だと思います。
私は元々10代のころは自分がMだと思っていました。基本的にセックスは受け身で相手にされるがままという感じでした。それがだんだん自分がセックスに慣れてきたことや、Mっ気の強い男の子に出会ったこと、M男が責められるAVを見たことなどが要因となってS度のパラメータが上がっていったのだと自己分析しています。
女子は結構このパターンは多いと思います。セックスは一般的に男性がリードするものというイメージが強いので、慣れていない女子は相手に身を委ねがちです。それで快感を得ると自分はMなんだという認識になるのです。
セックスの経験が増えていくと人によって自分の中のSの部分に気づいたり、M度がどんどん増していったりするのだと思います。
たまに自分がMだと勘違いしている系男子に出会います。最初は「ドMなのでイジメて下さい」とか言ってくるのですが、いざ責めると色々と私の責め方について指示を出してくるのです。お願いするような感じではなく文句を言うような感じです。
こういう人の場合、実際のところM度はそこまで高くないのだと私は判断しています。セックスに慣れていなくてリードの仕方がわからないので、ただ単にプレイの進行を人任せにしているだけなのです。やりたいこと、やってほしいことがあるなら自分がMだとかSだとかは気にせずに素直に相手にそれを伝えるべきだと思います。
自分はSだから、Mだから、〇〇は好きじゃないとか、やらないとか決めつけるのはもったいないです。いろんなプレイを楽しんでほしいです。新たな発見があるあもしれませんし、パートナーとのマンネリ防止にもなりますよ。
ということで今日(3月22日)は珍しく陵辱モノの動画を投稿してみました。自分の中の気づかなかった気質を発見する人はいるでしょうか?