2021年11月25日、私がAVを作ると宣言してから色々ありましたが、ようやく無事に一本目の作品をリリースすることができました。作品をご購入いただいた方々、購入はしていなくても拡散にご協力いただいた方々、撮影・編集にご協力いただいた方々などすべてのファンや関係者のみなさまに御礼申し上げます。
近況からお伝えすると、すでに発表した作品以外にも何本かは撮影が終了していて、現在編集の体制を整えるのに四苦八苦しているという状況です。人に仕事を振るのって難しい。
大変遅くなりましたが、この記事では撮影に至るまで経緯や、当日の現場でのドタバタな様子などご報告させていただきます。エロい話はあまり無いかもしれませんが、制作の裏側に興味のある方は読んでいただければと思います。
これまでの演者募集や制作に関する記事はこちら↓
撮影に至るまで
あまり詳しくは書けないのですが、まず撮影に至るまで色々なことがありました。コロナの影響だったり、演者のスケジュールが合わなかったりして予定が遅延しまくりました。
FC2でハメ撮りの販売をしている人の多くは男優兼監督なので、基本的に女優さんとだけスケジュールを合わせればよいのですが、私の場合、女優と男優に加えてスタッフも1名入れたりしているので全員のスケジュール調整が本当に大変でした。
紆余曲折あったものの、撮影予定日直前になって奇跡的にスケジュールの合ったひまわりさん(@himawari0726h7)に出演を快諾していただき、なんとか撮影を成立させることができました。
(男優の決定についてはこちらの記事を参照)
本当はもっと事前に準備をして撮影の内容についても詰めておきたかったのですが、今回は不運なトラブルの連続で時間が無く、LINE通話にて簡単な打ち合わせを行ったのは撮影の前夜のことです。
打ち合わせで確認した最も重要な事柄は出演時のキャラクターについて。「同人AVモデルひまわり」本人として出演するのか、架空の設定を作ってそのキャラを演じてもらうのか。ひまわりさんとしてはどちらでもOKとのことでした。(活動スタイルによって同人AVモデルという肩書を伏せたいという人も多いです)
この一本の作品の売上を伸ばすことだけを考えたら、適当な素人女性の設定を作って演じてもらうのが王道な方法です。(みんな素人大好き) しかし私としては、そういった設定を作り込みすぎるのがあまり好きではなく、レーベルのコンセプトとしても、できる限り素の状態を撮りたいと考えていたので、あえてひまわりさん本人としてご出演いただくことを提案しました。
作品のプロモーションにもご協力いただけるとのことだったので、本人名義で出演したほうが宣伝もしやすいだろうし、作品を見た同業者の方からひまわりさんへのオファーが増えたらいいなという思いもありました。作品の売上の一部を演者にシェアする契約をしているので、自身の作品を宣伝することは本人に直接金銭的なメリットもあります。
迎えた撮影当日
現場のホテルの部屋には男優の日森一さん、女優のひまわりさん、撮影スタッフ、そして私の4人。私以外の3人は現場経験が豊富な方々です。それに対して私は完全にAVの撮影現場は初めて。
普通に考えたら現場を監督する立場の人間が最も経験があって然るべき。本来監督というのはADなどを何年か経験したのちにようやく任せてもらえる仕事のはず。とにかく撮影にこぎつけるまで必死だったので、当日になってようやくこのありえない状況に気づき、一人だけ緊張しまくりでした。
料理経験のない人間が高級食材を託されたような感覚です。この素材を私のせいで台無しにしてしまったらどうしよう。そんなことで頭がいっぱいでした。
3人に暖かく見守られながら震える声で契約内容や身分証の確認を行い、書類へのサインなど諸々の手続きを済ませます。
まずはトークパートの収録
カメラ位置を確認していると、とても楽しそうに談笑を始める日森さんとひまわりさん。
「そういうの撮りたいからちょっとまってw」
私は慌ててストップをかけて、録画ボタンを押したところで改めて会話を促します。
ところが、スタートをかけた途端、特に日森さんが急に張り切ったテンションでトークを展開し始めます。私としてはもう少し砕けた感じを想定していたのですが、うまくニュアンスが伝わっていませんでした。ただ、ひまわりさんもこのノリに合わせてくれているし、これはこれでアリだなと思ったので、そのまま続けることに。
私が指示したわけではないのに、二人で相談して勝手にこんなタイトルコールまでやり始めますw
ひまわりさんが神だった
前の晩のひまわりさんとの打ち合わせで、トークの内容についてどこまで話せるかを丁寧に確認したところ、ひまわりさん的にはNGはほぼなく、何でもOKとのことでした。本当に大丈夫なのだろうかと不安に思っていたのですが、カメラが回り始めると私の想像を遥かに上回るぶっちゃけトークがいくつも飛び出して驚きました。ご自身のことを包み隠さず喋っていただいて本当に感謝です。
(詳しくはYouTube参照)
また、相手の発言に対してとてもレスポンスが早く、テンポよく会話が進んでいくのでとても助かりました。
ひまわりさんはたくさんのパパを抱えていたり、学生時代はヤリマンだったりと、受け取る人によっては反感を買うこともありそうなエピソードをいくつも喋っているのですが、どうも彼女に対しては悪い印象を全く抱きません。
夜職の歴も長く、おそらく今まで嫌な思いもたくさんしてきたはずですが、彼女からはネガティブな雰囲気を一切感じないのです。他人を悪く言ったり攻撃的な面が無いことが好感につながっているのだと思います。
男優の日森一さんについて
私が緊張している中、ひまわりさんに話しやすい雰囲気を作っていただいてとてもありがたかったです。トークではひまわりさんのぶっとんだ話に終始押されていたのが面白かったです。
ひまわりさんは途中まではひたすら男の反応を見るのが好きだという話しぶりでしたが、最後の方に自分も気持ちよくなりたいという話をちょこっとしてくれました。こういう話を引き出せたのは日森さんのおかげです。
日森さんは自身のデビュー作で本当に童貞を卒業しています。私はこの作品を日森さんと知り合う前から知っていて、童貞というのはあくまで設定だと思っていました。というのも、作中の振る舞いがあまりに自然で気負いがなく、腰の振り方も初めてとは思えないパワフルさだったからです。デビュー時に彼がガチ童貞だったということを直接聞いて本当に驚きました。
ということで、日森さんはAV男優としてはすでに数百作品に出演していますが、プライベートの女性経験については百戦錬磨というわけではありません。今後、モザイクライフの作品にご出演いただく中で、彼がいろいろな背景を持った女性を知っていく過程をお楽しみいただけたらと思います。(彼がこれ以上売れっ子になってしまったら、もう出てくれなくなるかもしれませんが)
トークパートは撮れ高充分
ひまわりさんから無限に面白エピソードが出てくるので、途中で何度も「この話題は次にとっておきましょう」と中断させたほどです。
メインのマイクのスイッチを入れ忘れるという凡ミスもあってややあせったものの、サブのカメラのほうで拾っていた音質が良かったのでなんとか事なきを得ました。
トークパートの収録が終わり、一旦録画を止めて、さて次はカラミだと思っていると、ひまわりさんから
「ところでシャワーはいつ浴びたらいいんですか?」
と聞かれてハッとする私。
元々最初に部屋に集合して契約関係の手続きを済ませたあとにシャワーに行ってもらう予定だったのですが、二人の会話がいきなり始まってしまって、先にトークを撮ろうということで急にカメラを回し始めたので、すっかりひまわりさんのシャワーのことを忘れてしまっていました。(日森さんはトーク前に浴びています)
ひまわりさんのシャワータイム中、残った三人でひまわりさんの神対応ぶりを口々に称賛していたのは言うまでもありません。
カラミパートへ
カラミパートに移行するためにカメラをセッティング中、また楽しげに談笑し始める二人。慌てて私は小型のカメラを渡して自撮りをしてもらいました。二人はリラックスして話していてとてもいい感じです。メインのカメラを回したときに演者がかしこまってしまうのは、私が緊張した雰囲気を作り出してしまっているのがよくないのだと少し反省しました。
カメラの位置を決めながら二人に大まかな動きを説明。
・ひまわりさんが好きなように日森さんをイジメてあげてください
・体位はこんな感じで
・画角からはみ出るからここから先へは行かないで
ぐらいの簡単な指示しかしてません。監督ってこんなんでよいのでしょうか?
いざカメラが回ると二人のパフォーマンスに圧倒されました。私の意図を汲み取ってくれているのか、はたまた素なのかは私には知る由もありませんが、全てがアドリブなのは事実です。
ほぼ固定カメラのみで撮影しているので、私はとくにやることがありません。カメラで撮っている映像が映し出されたモニターを見ながら「無修正だ…!」と当たり前のことを思いながら、モザイクの向こう側に来てしまったことを実感していました。
時間に焦る私
ふと時計を見ると、撮影時間が押していることに気が付きます。あまりにトークが盛り上がってしまったのと、私がカメラのセッティングに手間取っていたために、このままの進行だと予定していた終了時刻ギリギリになりそうです。特に女優さんとは拘束時間まで含めてきっちりと契約しているので、時間を超過するわけにはいきません。
そこで私は必死に巻きの合図を出します。ところが二人は私のことが目に入っていないかのようにプレイに没頭しています。さらにあろうことか、日森さんは事前に決めていなかったシックスナインを勝手にリクエストし始めたのです。一回止めようかとも思ったのですが、ひまわりさんがあっさりOKするので、とりあえず見守ることに。
早く挿れてくれないと時間をオーバーしそうなのでヒヤヒヤ。また、ひまわりさんの容赦のない責めに、日森さんがかなり本気でイキそうになっているように見えたので、ここで出しちゃったらどうしようと、そっちの意味でもヒヤヒヤしました。喘ぎ声が大きい男性でも本気でイキそうになったときって声が出なくなるんですよね。
本番が始まってからも、二人はゆったり楽しんでいるので、本当に大丈夫かと心配になりましたが、日森さんは時間ギリギリにきっちりフィニッシュ。さすがプロだなと思いました。見事な射精をライブで見させていただきました。
日森さんはすぐに大量に出た精子を拭き取ろうとするので、その前にすかさずカメラに収めるように指示を出します。その後ピロートークを少し回して撮影は無事終了。
結果的には私がただ横で二人の邪魔をしていただけという感じでした。
どこまで指示を出したほうがよいのか、流れに任せたほうがよいのか、この塩梅についてはこの先ずっと悩むことになりそうです。
想像以上の出来
撮影の前から、責め好きなひまわりさんと反応のよい日森さんは相性がいいだろうということは期待していましたが、ここまでお互いのハツラツとした様子が見られるのは想像以上で、私としては大満足の内容が撮れました。
撮影が始まる前の段階では、演者の二人には申し訳ないけれど、もしうまく撮れなかったら最悪ボツにしてもいいくらいの覚悟ではいました。初めての撮影なんてうまくいくはずがないので練習として経験が積めればいいとさえ思っていました。しかし蓋を開けてみると、私以外の3人の協力のおかげでめちゃくちゃよいものが撮れて本当によかったです。
撮影後の小話
撮影が全て終わってから部屋のドアが半開きになっていることに気が付きました。部屋に集合するときにみんなが入ってきやすいようにドアストッパーを挟んでいたのですが、最後の人が入ってきたときに私がそれを外すのを忘れていたのです。もしかしたら、日森さんの絶叫やひまわりさんの笑い声がホテルの廊下中に響き渡っていたかもしれませんw 本当に申し訳ありません。ホテルのブラックリストに入らないことを願います。
モザイクライフをよろしくお願いします
私の監督デビュー作としてはこれ以上無いものができたと思っています。しかしながら、みなさんがよく見ている大手メーカーの作品と比べてしまうと、映像のクオリティではどう頑張っても勝てません。作品のリアリティや生々しさや二人の関係性がいいなと思っていただけた方はぜひご購入いただけると嬉しいです。
コスパを重視する人にはモザイクライフの作品の購入はおすすめしません。FANZAでセール中のBEST盤などが大変お買い得となっておりますのでご検討ください。
AV業界全体としてモザイクライフのような男優も積極的に映す作風はとても少ないです。個人制作のものに関してはなおさらです。しかし需要は確実にあると思っています。セックスは本来二人で楽しむものです。かわいい女優さんのエロくてきれいな体のみにフォーカスしている作品もいいけれど、二人の関係性をドキドキしながら楽しみたいという人も多いはずです。
まだまだ私は監督としては未熟すぎて演者の魅力を引き出せているとは言えませんが、もしコンセプトに共感いただける方がいましたら応援よろしくお願い致します。
ちなみに現状の売上としては悪くはないのですが、撮影経費をかけすぎてしまったこともあり、まだまだ余裕で赤字です。今後作品点数が増えて徐々に認知が広がっていくとともに売上も伸びたらいいなと思っています。私がこの活動をどれだけ続けられるかは完全に売上次第です。伸びなかったら不本意ですが才能がなかったと思って諦めるしかありません。
出演者募集中
モザイクライフでは女性出演者を随時募集しています。経験は一切問いません。ひまわりさんのような必ずしも明るくておしゃべりが上手な方だけを採用しているわけではありません。どんな感じか話だけでも聞いてみたいという人は監督用のアカウント(@AVdirector_eri)までDMお待ちしています。